2015年01月21日
ツールの事前インストールを忘れずに!
以前にも書きましたが、GlobalGameJamでは全世界から断続的に参加者がゲームエンジンやミドルウェアのサーバにアクセスすることが予想されます。また会場のインターネット回線をツールのダウンロードで延々と占有することは、できれば避けたい物です。そのため、自分が使用したいツールは必ず、事前にダウンロードして起動チェックなどをすませておくようにお願いします。協賛ツールのダウンロード先はこちらです。
2015年01月20日
ニフティクラウドUnityハンズオンが開催されました
1月17日にニフティ主催のニフティクラウドmobile backendのUnitySDK活用法について学ぶハンズオンセミナーが開催されました。スマホアプリのサーバー側の機能(会員管理、DB、プッシュ通知)を簡単に実装できるクラウドサービスで、アプリケーションにSDKを導入するだけでサーバー側の機能を実装することができます。当日は同社のUnityチュートリアルに基づきながらランキング機能などの実装方法が解説されました。今年のGGJでどのようなゲームが登場するか楽しみですね。
2015年01月15日
Photon勉強会が開催されました
1月15日に渋谷のGMO Yoursで新春Photon勉強会が開催されました。会場ではPhotonネットワークエンジンの基本的な説明から、Unity上でデモプロジェクトを開いての実行、オブジェクト同期の解説などがハンズオン形式で行われました。
Photonネットワークエンジンはマルチプレイヤー対応ゲーム向けに、リアルタイム通信を行うためのサーバシステムと、クライアントフレームワークを提供するツールです。クロスプラットフォーム対応で、独自の技術により低レイテンシーを実現しており、オンラインゲームの開発を手軽に行うことができます。各種ゲームエンジンに対応しており、今回のハンズオンではUnityのアセットとして提供されているPhoton Unity Networking(PUN)の機能を用いて行われました。
ハンズオンでは主に「プロジェクト同期」について技術的な解説が行われました。プロジェクト同期とは生成したオブジェクトやインスタンスが各々のクライアントで 同期されている状態のことで、Photonのもっとも基本的な機能であり、オンラインゲーム開発の基礎となるものです。参加者はサンプルデータをダウンロードしてUnity上で動作させながら、まわりの参加者の画面を見て同期を確認したり、ソースコードを開いて内容を確認したりしていました。
GGJは48時間と開発期間が限定されているため、まだまだスタンドアローンのゲーム開発が中心で、オンラインゲームは少ないのが現状です。しかし、今年はぜひ一つでも多くのオンラインゲームが登場することを期待したいですね!
またPhoton運営事務局ではGGJ参加者を対象に100人同時接続無料クーポンも発券中です(20人同時接続までなら永久無料で使用できます)。申込みはPhoton Official Blogで行えますので、ぜひチェックしてみてください。
2015年01月13日
GGJで新しいチャレンジをしよう!
GGJは仕事や学業ではなかなか得られない「前のめりに失敗できる場所」です。今まで使ったことのないツールやミドルウェアを使ってみる。プログラマーがアーティストをやったり、ゲームデザイナーがサウンドをやったりと、いつもとは異なる職種をしてみる。KinectやLeap Motion、Oculas Riftなど、これまで使ったことのないデバイスに挑戦してみる等々。他にもいろいろあるでしょう。「自分が作りたいゲームのことだけに集中できる」という、非常に贅沢な48時間をぜひ有意義に使ってもらえればと思います。
ただし、その際に避けたいのがネットで調べ物をすること。一度つまってググりはじめると、1-2時間はあっという間にすぎてしまいます。そこで非常にお勧めしたいのが、あらかじめツールやミドルウェアをダウンロードしてPCにインストールしておき、チュートリアルをこなすなどして使い勝手を確認しておくことです。GlobalGameJamにはいろいろなツール企業が協力をしており、無償でダウンロードできるものもたくさん存在します。逆にGlobalGameJamがスタートしてから、ツールをダウンロードするのは避けた方が無難です。サーバにアクセスが集中しますし、会場のインターネット帯域も占有してしまいます。自分が挑戦したい役割を念頭において、数種類のツールをインストールしておくと良いでしょう。
またふだんの職場や学校と異なり、いろいろなものが不足するのがGlobalGameJamです。こうしたトラブルを知恵と努力でなんとかするのがGlobalGameJamの醍醐味でもあります。ファイル共有にUSBメモリを使う、グラフィッカーがいないのでデジカメで写真を撮って実写取り込みゲームを作る、サウンドがいないので、みんなで歌を歌って録音する、他にもいろいろなアクシデントが発生すると思います。GlobalGameJamのテーマは例年同じ「Innovation. Collaboration. Experimentation.(革新・協力・実験)」です。ぜひ、ここでしか作れないゲームに挑戦してみてください。
2015年01月7日
今年もゼンリンがGGJに登場します!
昨年お台場に突然会場を設置すると共に、博多駅周辺の3D地図データをUnity向けに無償公開して、GGJ参加者を驚愕させたゼンリン! 同社が今年も「ゼンリンお台場会場」を設置することを発表しました。
秋葉原をモチーフとした「Japanese Otaku City」もアセットストアで好評配信中で、GGJでももちろん使用が可能です。 シーンに合わせた豊富なエフェクトプリセットを搭載(雨、風、ライト、影)しているほか、公式キャラクターのクエリちゃんの3Dモデルデータやボイスデータも使用することが出来ます。
また「お台場ゼンリン会場」の大きな特徴として、充実した会場設備があります。詳しくは2014年度のイベントレポを見ていただくとして、地上14階からの眺望はすばらしく、広い作業スペースに仮眠室、そしてシャワーまで設置されているほど。ちょっと足を伸ばせば、大江戸温泉物語まで利用できるという好立地条件です。
さらに今年は日本マイクロソフトによる「Kinect」の活用や、プログラミング生放送の協力で会場からニコ生で独自配信も行われるなど、さらにパワーアップした運営が行われる模様です。これは見逃せないかも!
申込みはこちら http://ggj2015-zenrin.peatix.com/
2015年01月5日
アンリアルエンジン4がGGJ2015で使用できます!
GlobalGameJamでは毎年、数多くのツール会社にご協力いただき、商用ツールの特別ライセンスなどを発行していただいています。UnityのPro版やBISHAMONのGGJ特別版などです。今年はこれらに加えて、なんとアンリアルエンジン4の30日間期間限定ライセンスが発行されることになりました! UDK(Unreal Developers Kit)ではなくて、毎月使用するのに19ドル+5%が必要になるサブスクリプション版です。
これの何が嬉しいかって言って、アンリアルエンジン4で最大の特徴ともいえるブループリントが使用できるってことです。一般的にGameJamではプログラマーの参加率が多くみられますが、ブループリントを使えばコードを書かずに、GUIベースでゲームロジックを作成できます。アカウントを登録して30日間使い放題なので、今からバッチリ準備してGGJに挑戦できるわけです。いやー、これはすごいですね。
使い方が分からない人でも、Youtube上にチュートリアルがたくさん存在しますので、基礎から学ぶことが出来ます。アカウントの希望者は専用サイトから申込みが出来ますので、お忘れなく! https://www.unrealengine.com/ja/blog/global-game-jam-2015-japan
2014年12月26日
Photonでハンズオンが開催されます(1/15)
先日ニフティクラウドで事前ハンズオンが開催される旨のポストをしたばかりですが、なんとPhotonでもハンズオンが開催されることになりました。1月15日の午後7時30分から渋谷のGMO Yoursで実施されます。申込みはこちらから。最低5名から実施され、参加費は無料です。
Photonはオンラインゲーム向けのエンジンで、Unity向けのSDKが公開されており、オンラインゲーム機能を手軽に実装できます。CEDECでもハンズオンが開催されており、今年のスカラーシップの学生も参加して、非常に短時間で実装できることに改めて驚いていました。これまでに開催されたGameJamやハッカソンでも、Photonを活用したMOタイプの開発事例が登場しています。
当日はPhotonの使いこなし方について実践的なテクニックが紹介されると共に、参加者の交流会なども開催されるとのことです。導入編についてはネット上にスライドがあがっていますので、ある程度自分で予習をしたうえで参加されると、より深く知見が得られると思います。Photonの技術スタッフから直々に講習が受けられるチャンスですので、ぜひご参加ください。
2014年12月26日
ニフティクラウドでハンズオンが開催されます(1/17)
たった48時間しかないGGJでは、ググったりするとあっという間に貴重な数時間が吹っ飛びます。そのため使い慣れたツール、ミドルウェアに頼りがちで、せっかくのGameJamなのにいつもと同じ開発環境・・・という矛盾点も見受けられます。
そんな中、ニフティクラウドmobile backendを提供するニフティで、Unity向けの事前ハンズオンが開催されることになりました。当日はUnityチュートリアルに基づきながらランキング機能などの実装が予定されています。同社のエンジニアから直接説明が受けられるチャンスなので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか? もちろん参加費は無料です。
実際、世界的に見てもGGJで開発されるゲームはスタンドアロンが大半で、ネット接続機能を有したゲームを作れば、それだけで目立つこと間違いなしです。またニフティクラウドmobile backendは商用ゲームやサービスにも活用されており、仕事で使う機会はなかなかないけれど、ちょっと触ってみたいという人にもオススメ。先着15名様ですので、ぜひチェックしてみてください。
2014年12月11日
GGJ2015のブログ更新がスタートしました
みなさんこんにちは。GGJ2015支援ユニットの小野憲史です。
いよいよGGJ2015のポータルサイト更新が始まりました。
今後、GGJ2015に関するさまざまな情報がこちらのブログから発信されていきますので、ぜひ定期的にチェックしてみてください。
さて、現在GGJ2015の国内会場募集が続々と始まっております。
海外の公式サイトから登録が可能ですが(英語ですしね!)、もしやりかたがわからないという方がいたら、ぜひ支援ユニットまでご連絡ください。現時点で10会場がすでにエントリーしており、今後も続々と増える見込みです。
また年末年始はツールやゲームエンジンをためして、コンテンツ開発の準備体操をする絶好の機会。
協賛ツールが続々と集まりつつあります。無料で使えるものも多いので、試してみてください。
本ブログでもチュートリアル情報などを掲載していく予定です。
そしてなんといっても、過去のゲームをどんどん遊んでみてください!
GGJのアーカイブはゲームの宝庫です。
おもしろいゲームがあったら、ぜひ教えて下さいねー
ではでは!
2014年01月27日
振り返りなどについて
GGJ2014おつかれさまでした! まだ海の向こうでは開発が続いていて、今日のお昼頃にハワイ会場で開発が終了して、正式に終了となるわけですが、ともあれ国内でのGGJは一段落となりましたね。昨日は懇親会を実施された会場も多いのではないでしょうか。みなさん楽しまれましたでしょうか?
さて、公式サイトによるとGGJ2014では72カ国で488会場が発足し23710名が参加したそうです。ゲームも本エントリーを書いている段階で4143作品がアップロードされており、まだまだ増える可能性があります。こうなってくると、すべてのゲームをプレイすることは事実上不可能になってきます。またせっかくGGJに参加してゲームを作っても、それっきりということが少なくありません。それでは大変勿体ないですよね。そこで仲間内でゲームを遊ぶ会を企画したり、他会場のゲームを遊んでSNSやブログで感想を書いたり、といった「振り返り」の機会を設けてみてはどうでしょうか?
すでにFacebookの「GGJ2014jp」ページには、作品を紹介するスレッドが立っていますので、ぜひ作ったゲームを登録してみてください。また2月10日(月)には渋谷で作ったゲームを持ち寄って遊ぶ「GGJ2014プレイパーティ/ロケテショウ出張所」というイベントを実施します。ソフトドリンクとスナック中心で、ノンアルコールのイベントですので、学生の方もぜひご参加ください。
また2月8日(土)、2月9日(日)には国立新美術館で「福島ゲームジャム in 文化庁メディア芸術祭」が開催されます。2月8日(土)にゲームを作って、2月9日(日)に成果発表会を行うというジャムです。さらに2月22日(土)、2月23日(日)には英語学習ソフトを作るシリアスゲームジャムも六本木ヒルズで予定されています。すでにFacebookの公式ページには東京工科大学の学生がシリアスゲームのペラ企画を続々とアップロードしています。いずれも、参加者を絶賛募集中です。
こんな風にGGJは終わっても、GameJamはどんどん続いていきます。ぜひ楽しんでいきましょう。