GGJでは、テーマ以外の追加課題として、Diversifiers(多様性を促す項目)が設けられています。下記に記載してあることは、GGJの公式サイトに書かれているDiversifiersのページを日本語に翻訳したものです。Diversifiersの事を理解する手助けになれば幸いです。
以下、日本語翻訳です。
Global Game Jam Diversifiers
GGJで多様性に満ちたアイディアを産むための仕組み(以下、Diversifiers)は、経験豊富なゲームジャム参加者のモチベーションを促すと同時に制作されるゲームを多様化させる狙いで用意されたシステムです。
ある意味、Diversifiersは参加自由な第二の制約項目(第一は、GGJのテーマ)であり、各チームで自分たちが好きな様に制約事項を選んでもいいし、選ばなくてもいいものです。
もし、Diversifiersの中から、ひとつ以上の制約項目を達成した場合は、制作したゲームをアップロードする際に、制約達成の証として、チェックリストの項目にチェックマークを入れることができます。
上記にも記載してますように、Diversifiersは完全に参加自由の事項なので、これを達成したからといってポイントが与えられるわけではありません。
GGJに初めて参加する学生チームであれば、まず第一にGGJ全体の制約(GGJのテーマ)に注力を注いでみて、もし日曜日の時点で何か手が付けられそうかなと感じたら、Diversifiersの制約項目を加えてみることをおすすめします。
なぜ Diversifiersが用意してあるのですか?
- GGJサイトでゲームを発見(検索)しやすくするためです。
- より面白みのある方向に、経験豊富なゲームジャム参加者を後押しするためです。
- ゲームジャム参加者が、早い段階でアイディアを形にするのを手助けするためです。
- クリエイティビティとは、制約から生まれるものであるからです ^_^
必要事項
a) ゲームをダウンロードしてプレイした人に、そのゲームが宣言している制約項目を達成していることが確認できるように、Diversifiersは明確になってないといけません。
Diversifiersはいくつ選択してもよいですか?
最大で4つまでDiversifiersの中から制約項目を選択してゲームに適用することが出来ます。
最大4つまでならいくつでも選べること、それから、全く選ばなくてもいいということを覚えておいてください。
Diversifiersは、経験豊富なゲームジャム参加者のための追加課題的なものであり、GGJサイト上でゲームを検索しやすくするためのものです。
どうやってDiversifiersをゲームに追加するのですか?
Diversifierの制約項目は、(貴方のチームの)ゲームプロジェクトページに(チェックボックスで)記載してあります。
そのチェックボックスから貴方が選択したい制約項目にチェックを入れてください。
Diversifiersは、秘密にしておかないといけませんか?
いいえ、Diversifiersは、秘密にしておく必要はありません。
自由にゲームジャム参加者に通知し、仲間たちと議論しあってください。
2014
2014年のDiversifiersは、以下の項目です。
- 1885年へ戻ろう!: ゲームは19世紀の時点で作られ遊ばれていたのです(デジタルだけじゃない!)
- 一緒に遊べる?: オフライン・ローカルで複数人数対戦モードがある。
- デザイン、クリエイト、プレイ: ゲームの全コンテンツは自動生成で作られている(グラフィック、音)。
- ハックントローラー: ゲームのためにカスタムのコントローラーを発明するか、既存のコントローラーを型破りな風に使う。
- 人間ってつまら~ん: このゲームは猫が遊ぶべき。
- Aaronn Swartzを称えて: パブリックドメインの素材だけを使って制作する。
- 私は私らしく: ゲームキャラに性別を示唆するデザインの部分がない。
- 包含的: 特に障がい者のゲーマーが遊べるゲーム(視覚、運動、聴覚や認知障害)。
- 不良の方がよく学ぶ: この教育系ゲームにおいては、普段ルールに反する人のための隠された学びの方法(プロセス)がある。
- ぐるぐるグルグル~: ゲームの主要なメカニックは回転。
- 最強な「Bechdelテスト」サバイバー: ゲームは全「Bechdelテスト」3つともを合格する。※Bechdelテストについてはこちら記事がわかりやすいです。
- 3回しか生けれない: プレイヤーに残機3個しかなくて、毎回死んだらレベルはリスタート。
- 言ったな!: ゲームがプレイヤーの録音した音を使うか、プレイヤーに音を作る指示を出す。
日本語翻訳は、以上です。
翻訳者:
Rowan Arte
Tomokazu Hattanda
Kosuke Kaneko