GGJでは毎年豪華な基調講演ビデオが作成され、開会式で上映されます。業界のトップクリエイターが登場し、各自の経験やゲームデザインに関する哲学、GGJに挑む時の心構えなどが共有されるものです。これまでも高橋慶太さん(2011)、ウィル・ライトさん、ジョン・ロメロさん、Baiyonさん(2012)など、さまざまなクリエイターが登場しました。今年はどんな人が講演するのか、毎年楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?
さて、すでにご存じの通りGDC2014では、リチャード・ル・マルシャンさん、カホ・アベ(阿部香穂)さん、ジェノバ・チェンさんが登場し、知見を共有してくれました。
マルシャンさんはノーティドックで「アンチャーテッド」シリーズのリードゲームデザイナーを務めた輝かしい経歴を持つクリエイターです。現在は同社を退職し、南カリフォルニア大学のゲームデザインコースで准教授をつとめられています。今年はIGDAロサンゼルス支部などが主催する会場で、GGJに参加すると記帳講演内で話されていましたね。どんなゲームができるのか大変楽しみです。
アベさんはニューヨーク在住のゲームデザイナー&メディアアーティストで、 Eyebeam Art & Technology Centerでコンピュータ・ファッションのフェローを務められたり、Game Innovation Lab at NYU-Polyでアーティスト活動を行われたりしています。また2011年から2012年にかけて、ワークショップ形式でゲームのテストプレイをおこなう研究会をNYのEyebeamで主催するなど、精力的に活動されています。
チェンさんは「風ノ旅ビト」などを送り出したThat game companyの共同経営者で、著名インディゲームクリエイターです。ムービーでも学生時代にGameJamのような共同開発を友人達と行っていた様子が紹介されました。GGJではゲーム業界をめざす学生も数多く参加されていますが、非常に力強いメッセージになったのではないでしょうか。
これ以外にもさまざまなトップクリエイターがGGJに参加して、一緒にゲームを作っています。世界中がゲーム作りで繋がるというのは、すばらしい体験ですよね。