GGJのベテラン参加者なら良くご存じかと思いますが、当日使用する予定の開発ツールは事前にノートPCなどにダウンロードし、インストールしておくことが推奨されています。これは会場でいきなりダウンロードしはじめると、時間の無駄になるだけでなく、大勢の参加者がいきなりアクセスすることで会場の帯域が圧迫され、サーバもアクセス過多でつながりにくくなることが予想されるからです。
またチーム構成によっては普段の業務と違ったツールを使うことが求められるシチュエーションも数多く発生します。特に参加者が少ないグラフィック系やサウンド系でその傾向が顕著です。GGJのモットーの一つは「挑戦」ですので、こういった時も臆せずにどんどん新しいツールに挑戦してみましょう。そのためにも、事前に想定されるツールをインストールしておき、チュートリアルなどを触っておくと、当日になって慌てずにすみます。
今回新たにVer.5.6.1が登場したOPTPiX SpriteStudioもGGJで人気ツールの一つです。2Dスプライトアニメーションを手軽に制作できるツールで、Unityとの連携もSDKを通して簡単に行うことができ、2Dゲームの開発に大活躍してくれます。プロのゲーム開発にも長年使われているツールなので、アーティスト志望の学生であれば、一度は触っておいて損をしないツールでもあります。Flashとよく似たUIを備えており、導入コストが低い点も特徴です。
今回のバージョンアップでは、大きく下記の改善が行われています。
・ショートカットキー:ショートカットキーのカスタマイズが可能になりました。
設定を変更するには専用ツール SsKeyBindingEditor を利用します。
ダウンロード及び設定方法については以下のページをご覧ください。
・編集機能:キーフレーム位置のスケール機能を追加しました(アニメーション尺の変更に応じてキーフレームの位置を自動調整する機能です)
1. フレームコントロール下部の「総フレーム数」を変更すると、「キーフレームの位置を調整しますか?」と表示されるので「はい」を選びます。
2. プロジェクトでアニメーションを選択し、右クリックメニューから「アニメーション尺の調整」を選びます。
– ラベルの位置も縮尺に応じて調整されます。
・フレームコントロール
– パーツにカラーラベルを指定する機能を追加しました。
– パーツツリーでパーツを選択し、右クリックメニューで「カラーラベルを指定する」を選びます。
– 複数のパーツを選択して一括指定ができます。
・レンダリング
- アニメーションPNG の出力に対応しました(差分圧縮が適用されるためファイルサイズも小さくなります)
OPTPiX SpriteStudioはトライアルライセンス・インディーライセンス・アカデミックライセンスに対応しています(最新版のダウンロードページはこちら)。ぜひチェックしてみてください。