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GGJ2016が終了しました

GGJ2016が終了しました。今年は全国19会場で603人が参加し(公式サイトでの登録者数ベース)、113本のゲームが開発されました。特に今年は「RITUAL」(儀式、習慣)というテーマにもとづき、大きく「地域の伝統的な祝祭や習慣にもとづくゲーム」「儀式や習慣という言葉自体から発想が広げられたゲーム」という、二つの傾向が見られました。参加者にとっても地域の文化を見直す良い機会になったのではないでしょうか?

完成したゲームは公式サイトにアップロードされ、自由にプレイできるようになっていますので、ぜひチェックしてみてください。ゲームの一覧を調査することで、何か新しい傾向が見られるかもしれません。

ドワンゴ@東銀座会場で発表動画が公開

過去最大級の参加者でもりあがったGGJ2016。国内でもさまざまなゲームが48時間で開発されました。もっとも、なかなかままならないのがゲーム開発の常。最初にたてた企画から次第にずれていってしまうことも少なくありません。

そうした変遷がよくわかる動画群が公開されました。ドワンゴ@東銀座会場からニコ生で配信された企画発表・中間発表・最終発表の模様です。ドワンゴから提供を受け、IGDA日本のYoutubeサイトで公開いたしました。

もっとも、今回に関していえばどのチームも皆、企画段階からほとんどゲームの芯がぶれずに、フィニッシュまで到達したといえるのではないでしょうか? ゲーム開発において、こんな風に各段階で動画を記録しておくと、後から検証するのにも役立ちそうですね!

1月29日 企画発表

1月30日 中間発表

1月31日 最終発表

GGJ2016プレイパーティ情報

GGJでは毎年、終了後に開発したゲームを持ち寄ってプレイパーティが世界各地で開催されます。GGJ全体での「ふり返り」を通して、参加者同士で交流を深めたり、ゲームを遊んでレビューしあったりするのが、その目的です。ぜひ参加してみてください。

2月5日(金) 19:00〜 東銀座【申込み・詳細

2月6日(土) 13:00〜 福岡【申込み・詳細

2月11日(木・祝) 15:00〜 渋谷【申込み・詳細

2月13日(土) 15:00〜 大阪【申込み・詳細

2月20日(土) 15:00〜 札幌【申込み・詳細

ドワンゴ@東銀座会場ではニコ生を予定しています。

今年から新たにメディアスポンサーとなったドワンゴ。そのお膝元であるドワンゴ@東銀座会場では、企画発表・中間発表・最終発表と3回のニコ生を予定しています。お楽しみに!

1月29日(金) 22:00~ 企画発表:http://live.nicovideo.jp/watch/lv250631972
1月30日(土) 22:00~ 中間発表:http://live.nicovideo.jp/watch/lv250632032
1月31日(日) 17:00~ 最終発表:http://live.nicovideo.jp/watch/lv250631336

今年もやります! 東京工科大学Ustream

また、これとは別に各会場でも独自のストリーミング配信が行われています。老舗の東京工科大学会場は48時間を通してUstreamで配信。ドワンゴ会場ではニコ生も予定されています。

東京工科大学会場スケジュール
1/29(Fri.)
16:45-17:00 参加者来場風景
17:00-18:30 開会式
18:45-19:00 開発開始のご挨拶
22:00-23:00 チーム紹介

1/30(Sat.)
0:30-0:040 Day1の振り返り
2:00-???? Midnight Game Show
9:15-9:45 突撃インタビュー
12:00-13:00 チーム企画発表
15:00-15:30 即興企画対決
17:00-17:30 GGJ2016テーマ公開トーク
21:00-22:00 α版発表会「おやすみα」
23:00-23:10 Day2の振り返り

1/31(Sun.)
2:00-???? 大喜利
9:00-9:15 twitterダイジェスト
9:15-9:30 朝のご挨拶
10:00-12:00 β版発表会「おはようβ」
15:00-15:10 最終発表直前トーク
17:00-19:00 閉会式・発表会♪

GGJ2016国内連携配信が始まりました

GGJ2016では運営スタッフがノートPCやスマホを持って会場を回り、リアルタイムの情報を現地から全世界に向けて配信しています。動画は生でみる以外に、Youtubeで録画されたものを視聴することもできます。ぜひお楽しみください。

福島会場

金沢会場

東京工科大学会場

名古屋会場

京都会場

大阪会場

バンタンゲームアカデミー大阪校会場

岡山会場

宇部アトミテック会場

福岡会場

KSC鹿児島情報専門学校会場

琉球大学会場

台北会場

ドワンゴ@東銀座会場

完成したゲームをアップロードするやり方

前回のエントリーに引き続き、完成したゲームをアップロードするやり方について、GGJ公式から提出されたスライドが訳出されました。GGJでは作成されたゲームはすべて公式サイトにアップロードされ、誰でも無料で自由にプレイすることができます。それだけに、せっかく作ったゲームでも、ちゃんとアップロードされなければ、非常に勿体ないことになります。ぜひこの手順をみながら、確実にアップロードしてください。

最大のポイントは「二日目の午前中までにゲームのプロジェクトを作成して、登録しておく」ことです。とりあえずタイトルだけでもかまいませんので、プロジェクトを作成して、参加チームメンバーを追記しておきます(公式サイトへの参加者登録と一緒にやっておくといいでしょう。こちらのエントリーも参照してください)。これで安心してゲーム制作に没頭することができます。

なおアップロード時には、必ずゲームをダウンロードしてプレイ可能な状態になっているか確認することと(毎年けっこうな数の「起動できない」ゲームが発生します)、画面写真、できればゲームのプレイ動画をYoutubeなどにアップロードして、リンクを張ることをオススメします。作ってアップロードしたゲームは、実際に遊ばれてナンボです。気をつけてくださいね。

素材サイトとライセンスについて

ゲームジャムでは時間やスタッフの制限(プログラマーしかいない!)から、アセットストアやインターネット上にあるフリーの素材を使用してゲームを作ることがよくあります。

しかし、パッと見て自由に使えるように見えても、実際はさまざまな制限がかけられていたり、クレジットの記載が必用だったりすることがあります。特にサウンド素材については開発終盤のバタバタした状況の中で実装されることが多いため、注意が必要です。

こうした中でユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの鎌田泰行氏が、ゲームジャムに使えるさまざまな素材サイトとライセンスに関する注意事項をまとめたスライドを発表されています。とても役にたつ知見が満載されているので、ぜひチェックしてみてください。

GlobalGameJamはゲームを作るだけでなく、ゲーム開発者がライセンスや著作権について学ぶ好機でもあります。IGDA日本アカデミックブログでは、作品をアップロードする前に行っておく権利処理のやり方についても解説されていますので、あわせて御確認ください。

GGJでRPGツクールを使用する際のレギュレーションが発表されました

既報の通り、GGJ2016では「RPGツクールMV」を用いたゲーム制作が可能です。その際の細かいレギュレーション「グローバルゲームジャム用2016特約」が、公式ブログで発表されました。

ーーーーー以下引用ーーーーー

【グローバルゲームジャム2016用特約】

「グローバルゲームジャム2016」(以下「GGJ2016」といいます)の参加者が、GGJ2016開催期間中に「RPGツクールMV 体験版」(以下「本体験版」といいます)を使用してGGJ2016国内会場でゲームを制作する 場合(以下、参加者が制作したゲームを「参加者制作物」といいます)、当該参加者は、本体験版の使用許諾契約を遵守するものとします。但し、GGJ2016開催期間中に参加者制作物が完成した場合に限り 、本体験版使用許諾契約の第4項 及び第10項 の定めに関わらず、当該参加者は、本体験版のヘルプに収録されている使用許諾契約書(製品版契約)の定めるところに従い、参加者制作物を譲渡、貸与、上映、公衆送信(ダウンロード配信することを含みます)することができるものとします。

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ひらたくいえば「体験版で制作したゲームであっても、GGJの期間内であれば作品をアップロードしてTwitterなどで拡散し、自由に遊んでもらってかまいませんよ」ということです! 体験版(Windows版のみ)のダウンロードはこちら利用規約の確認はこちらです。体験版は初回起動から30日間有効です。

このほか公式ブログには「よくある質問とその答え」も掲載されています。RPGツクールMVの参戦でますます広がるGGJの世界。ぜひ皆さんもチェックしてみてください!

GGJ参加者向け情報:公式サイトへの参加者登録について

GGJに毎年参加されている方にとっては言うまでもありませんが、GGJに参加するためには

・ローカルサイトでの参加登録
公式サイトでの参加登録

という2種類の登録が必用です。GGJは世界規模のゲームジャムイベントなので、参加者を一括して登録・管理する仕組みが必用になるからです。

ただ、登録サイトが英語表記なので、ちょっとわかりにくいんですよね。そこで追加課題も翻訳してくれた、札幌会場の有働篤人氏が登録マニュアルを作ってくれました。参加者の皆様におかれましては、ぜひ内容を御確認の上で、各自登録をお願いします。

登録締切はGGJ二日目の午前中です!