GGJで使いたいツール&ライセンス①

GlobalGameJam2014ではゲーム作りに役立つさまざまなツールやライセンスを使用できます。中には無料で使用できるツールもたくさんあります。初めて見聞きするツールも多いと思うので、GGJが始まるまでインストールして使ってみるなどして、バッチリ予習しておきましょう。

ここでは簡単なツールの紹介をしていきます。

Unity(ゲームエンジン)
GlobalGameJamの参加者で一番使用者が多いのではないかという定番ゲームエンジンです。最新の4.3では2D機能が強化されました。GGJでは有料のProライセンスがイベント限定で発行され、使用することができます。ツールの中にはPro版のみ連動するものもあるため、これは嬉しい限りですね。もっとも基本となる使用感は無料版と変わりませんし、書籍やネットの情報も非常に多いため、予習には事欠かないと思います。本格的に使いこなすにはプログラミング言語習得が必須となりますが、レベルデザイン程度であればマウスドラッグだけで可能です。GGJでは後半の作り込みの段階で、手分けしてレベルデザインや調整などを行うことが多いため、だれもがある程度触れるようになっておくと大変重宝されます。

*Unity ProのGGJ特別版(2月9日まで有効)はこちらからもダウンロードできます! どちらを利用いただいても結構です。

Optpix Sprite Studio(アニメーションツール)
2Dのキャラクターアニメーションが手軽に作れるツールです。作ったデータはUnityなどのゲームエンジンに手軽に組み込み、ゲームキャラクターなどで使用することができます。もともとは商業開発用のツールでしたが、インディ向けに「Sprite Studio for Indie」が登場し、無料で使用できるようになりました。
GGJでは時間が限られるため、ビジュアルデータなどの制作を効率化することは非常に重要です。Unityを使用するチームではアセットストアで有償データなどを購入する例も見られますが、中には売り物だけあって、そのままで使いにくく、余分なデータをかなり削除しなければならない例もみられます。また3Dゲームではなく2Dゲームを作るチームも多いでしょう。そんなときにOptpix Sprite Studioを使えば、かわいいキャラクターのアニメーションデータをサクッと作れるのではないでしょうか。

Photon Cloud(ネットワークエンジン)
Unityなどの主要ゲームエンジンに対応するネットワークエンジンで、手軽にオンライン対戦ゲームを制作することができます。同時接続数などが限定された無料版がネット上で公開されており、UnityでPhotonを使用するときの日本語リファレンスガイドも公開されているため、事前にチェックしておくと便利です。Unity単体でネットゲームを作るよりも、かなり開発負荷が下がるため、GGJのような時間が限られた環境では非常に有効です。GGJではまだスタンドアローンのゲームが大半であるため、ここでネットワークゲームを作ると目立つこと請け合いです!