GGJで使いたいツール&ライセンス④

Amazon Web Service(AWS)(クラウドサーバ)
世界で最も使用されているクラウドサーバサービスがAmazon Web Service(AWS)です。ゲーム業界でもファンタジー世界のゴルフゲームとしておなじみの「ダンジョン&ゴルフ」をはじめ、大手からベンチャーまで多数の採用事例があります(ちなみに本作はUnity+Photon Network Engine+AWSで構成されています)。特徴はさまざまですが、大小様々な機能が最初から用意されているのは、時間の限られたGGJでは嬉しいところ。AndroidとiOS向けのSDKも用意されています。GGJではワンランク上の有償版を使用できますが、無償版も今すぐ使用可能です。

enchant.js(HTML5 + JavaScript フレームワーク)
GGJでは国内会場だけでなく、ワールドワイドでスポンサードされているツールやライセンス企業も存在します。その一つで国内で最も使いやすいものがHTML5 + JavaScript フレームワークのenchant.jsでしょう。2011年に公開され、すでに1,000 本以上のゲーム/アプリが公開されているだけでなく、書籍や情報・チュートリアルなども充実しています。ゲーム用の画像素材が多数用意されているのも嬉しいところ。GGJでもenchant.jsを用いたゲームは多数開発されており、すでにおなじみの人も多いでしょう。開発したゲームはGGJ公式サイトだけでなく、投稿型ゲームサイト「9leap」に投稿することもできます。

PS MOBILE
同じくワールドワイド・スポンサーとして今年から名乗りをあげたのがPS MOBILEです。PlayStation Mobile Developer Programを使えば、スマホやタブレットだけでなく、PS Vita上で動くゲームを作ることができます。開発には無料のデベロッパー登録が必要ですので、あらかじめ登録をすませておきましょう。また実機上でのテストには、別途パブリッシャーライセンス(有償)も必要です。ただしパブリッシャーライセンスがあれば、GGJ終了後にブラッシュアップを続けるなどして、Playstation Store上で販売する道も開けます。GGJでPS Mobileのゲームが開発された例は過去にないため、どのようなタイトルが登場するか楽しみですね。